年頭のご挨拶

年頭のご挨拶

 

新年あけましておめでとうございます。

 

この頃、鍛錬会場の雰囲気が変わってきたように感じます。

虚弱体質で茅棒とあだ名がつけられ、ひ弱な肉体、死を見ること数度という 大病に見舞われ、当時の医学書の中に人間は7年で新しく生まれ変わるという 活字を見つけ、18歳で心身を改造することに決意し、代謝に希望を託し、 西洋の様々な運動と東洋の丹田養生法、武道の気合を融合させ、心身を強健体 に作り上げました。その時の想いが10年でだめなら20年かけても必ず身体を 治して行くという強い覚悟が著書の中に書かれております。実際はわずか2年 で強健体になって行きます。

 

心身改造によって心身とも充実し、明晰な頭脳まで手に入れ、大学も3大学 4学部を同時に首席で卒業されております。大学に行かれる目的は自分のため ではなく、村のために経済も学ぼう、問題が起きた時、法律も知らなくては、 という考え方で行かれます。自分のために大学に行っていない。

 

勉強も真剣に授業に参加しているだけで改めて勉強はされない。試験でも テストに出る問題がわかり。試験でも答案用紙を配り終える頃にはすべて 答えを書き終わっている。このような離れ業を身に付けたからこそ3大学 4学部の同時卒業ができたのだと思います。

 

自分の鍛錬もさることながら病人のために天心療法、強圧微動術という 治療法も本に纏められ、実際に多くの人々を救っております。 私たち 肥田式強健術を志す者は万物の霊長と云われる脳力を引き出し、社会に 還元して行くことが肥田先生に対する礼儀です。

 

肥田式の大きな特徴は中心力から生まれる胆力を使い、神経を覚醒し、 心身を鍛えて行くところにあります。
肥田式で身についてくる能力というのは一般的な能力ではない。その ことを理解した上で鍛練する必要があります。

肥田式鍛錬法は本に纏められ一般に公開されておりますが、その型は 気合を使って行う型で初版の冒頭にも「気合術基礎」と書かれております。 必死の気で行う鍛錬だからこそ人間丸ごと変えることができるのです。 必死の気で鍛錬しても中心力10、部分力9の割合で鍛錬すれば身体を壊す ことは絶対ないと肥田先生は言い切っております。その型は生理解剖に あった自然な動き方だからこそ身体を壊すことはないのです。

鍛錬を続け、丹田思想をさらに発展させ「正中心」と名付け、史上初めて 丹田を合理的に、科学的に解説されている。鍛練を続けて23年目のある晩、 正中心に落節し、これが禅の奥義であり、あらゆる芸事の奥義であることを 体得された。肥田式が万芸の泉であると云われ、芸事の人たちが一目を置くのは丹田を つくる科学的な体系があるからです。

 

健康法から大悟徹底まで幅の広い鍛練法ですが、自分は何を狙って行くのか を再確認し、鍛錬に望んで頂きたい。肥田式は強健体の体系ですが普通の健康法にも大いに活用できます。また 老若男女、足の悪い方でも無理なく続けられるのも魅力です。

参考資料:「超人・肥田春允」

たなか 幽月

【昨年 年末最後の鍛錬会の様子】
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