息づかい

 
 
 

息づかい

 
 

人間の身体能力から裡に眠れる潜在意識等の脳力は息の使い方(吸う、吐く、止息)によって引き出されます。
物事に集中したり、重い荷物を持つ時には息は絞っているか、息を止めることで能力を引き出しております。
止息は能力を最大に引き出すことができるのですが、危険が伴う為一般には行われておりませんが、肥田式
安全に息を止める方法を確立しておりますので最大の効果を得ることができる鍛錬法なのです。

 

止息が肥田式強健術の特長にもなっており、安心して身体を壊さず人間丸ごとの心身改造が可能になるのです。
止息という無酸素運動は成長ホルモンの分泌を促し、新陳代謝をより活発にさせることができます。
茅棒と言われ、虚弱体質の人間が強健体に改造することができたのもこの止息という鍛錬方法によるものです。

 

肥田式強健術の鍛錬の目的に掲げる八代要件 (筋肉の発達、内臓の壮健、骨格の均整、動作の敏活、姿勢の
調和、皮膚の強靭、気力の充実、精神の平静)は人間の最も理想とする姿ですが、八代要件の習得はすべて
呼吸、止息がベースになっております。

 

一般に行われている呼吸は息を吸うと横隔膜が下がり、吐くと横隔膜が上がる生理的呼吸ですが、肥田式で使う
呼吸は動きながら使える呼吸(逆式)を使って呼吸を呼吸力に変えながら丹田を造って行きます。

 

「動的禅」とも云われる肥田式は動きながらの気合応用がメインの鍛錬になる為、動いても姿勢、呼吸が崩れない
よう呼吸筋の動かし方(呼吸操練法)、正しい姿勢(簡易強健術)を身に付けておく必要があります。
その中でも呼吸操練は深層部呼吸筋が動くようになるまで時間をかけて鍛錬して行きます。息は吸う時、交感神
経が優位になり、吐く時には副交感神経が働き筋肉が緩みますが、筋肉が緩む吐く息に力を込められるよう息づ
かいを鍛錬をして行きます。

 

たなか幽月
(Comments are closed)